今から１９年前、仙台の国分町にて、お水のバイトをしていた事があります。

短大の冬休みを利用して、三週間。

いい経験でしたよ！
　
女の子は、私と友達と年下の綺麗な女の子の三人だけ。

カウンターの中での接待だったので、危ないお誘い一切なし！

接客の才能があったのか、私のキャラが良かったのか、客受け上々。

そう、
「君、野沢なおこに似ているねぇ。」
と、重宝ならぬ珍重されておりました。

ある日、マスターが体調不良でお休みの為、三人の娘っこのみで店番する事に。
開店してすぐ　二人の渋いお客様がご来店。

新人の野沢（私）が、一生懸命におもてなし。
何を尋ねても、にこにこ。
何を言っても、にこにこ。
ビシッと、スーツを着こなした殿方お二人は、お酒に飲まれる事なく、シャンとしています。

やりにくさを感じながら、
「ご職業は？」
と、尋ねてみた。
「何だと、思う？」
と、切り替えされ、
「お客様の雰囲気だと、固い職業かな？公務員か銀行マン、もしかして、おまわりさん？」
相変わらず、にこにこの二人。
「うーん、意外とやくざだったりしてぇ。」
やっぱり、にこにこ。

結局、職業を教えてもらう事はできませんでした。

程なく、お客様がお帰りになると、友達が慌ててやって来たのです。

「あんた、バカだね！やくざに向かって、やくざって言ったんだよ！！」

「えっー！！今の二人、やくざだったの？」

「そーだよ。ほんと、ドキドキしたわ！」

「だって、知らなかったんだもん。本物のやくざって、格好いいんだね。何も、しなかったじゃん。」

「まあね、チンピラと違うからね。」

やくざにむかって、やくざって言ってしまった経験、ありませんか？


この三週間で、国分町に飲み屋を２，３件出している社長さんに気に入られ
「君は水商売が天職だから、八戸に戻らず　このまま仙台にいなさい。」
と、言われました。

でも、普通？の人生を歩みたかった私は、八戸に戻り、保険屋さんになったのです。

もしあの時、お水の道を選んでいたら・・・。

地味熊さんに会う事も、子どもを持つ事もなかったでしょうね。

１９歳で、選択ミスしなくて、良かった


ちなみに、男性とのお付き合いゼロなのに、お水のバイトしてました！
えぇ、キスの体験も、もちろんございません。
だからこそ、客受けが良かったようです。

何が幸いするか、分からないもんですね。


それでは、本日もブログを見てくれた全ての人に
良い事が雪崩れのごとく起きますように！！
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