実は、昨日も『汚嬢様』が夕飯の準備をしてくれた。
　
　母は、思った。

　『汚嬢様』を産んで、良かった。
　美味しいご飯を、ありがとう。
　
　でも、彼女の身に何が起こっているの？
　
　この間、図書館から借りてきたお話を聞いたから・・・？

　「ぼくは13歳　職業、兵士」

　あの本は、確かに衝撃的だった。
　誘拐され、兵士にされた子ども達の実話。
　兵士になりたくないと言えば、すぐに耳を切り落とされる。
　子どもを殺人マシーンにするために、友だちや親を、まず最初に殺させる。
　また麻薬やアルコールを飲ませ、地雷の上を歩かせる。そんな現実が、地球の裏側で起きていたなんて初めて知った。

　今、日本に生きている幸せを噛み締め、『汚嬢様』は生まれ変わった！！

　と、思っていた。

　現実は、
「お母さん、これだけ頑張ったんだから、お小遣いアップね」

　あー、あなたの優しさは、計算の上だったのね

　恐るべし、14歳の悪知恵

　さてさて、本日のブログで紹介した本
「ぼくは13歳　職業、兵士」気になった方は、読んでみて下さい。
　ただ、怖い話がキライな人は、やめてね。
私は、「バトルロワイヤル」の究極版みたいな感じがしました。現実の話なので、事実を知る大切さはあると思いますが・・・。
　ご自分の判断で、この書物は手にして下さいね。
　おすすめだけど、誰にでも勧められない本です。