鋭利な刃物で、ざっくり切られたわき腹から
赤い血が滴り落ちている。
三人の少年を威嚇しながら
後ずさるくろ。
バットを持った少年が
奇声をあげながら近づいてきた。
(逃げられない・・・)
くろが覚悟を決めた瞬間
万理絵の声が響いた。
「やめろー!!!」
少年たちは
声のする方を振り向き
万理絵の姿を確認すると
舌打ちをして 逃げ出した。
「大丈夫か?」
「あぁ、なんとかな・・・・・・。
ただちょっと、傷が深い。ソラ、頼む」
「あぁ」
万理絵は黒猫のわき腹に手を当て
傷口をヒーリングし始めた。
「なぜ、シールドを張って逃げなかったんだ?」
「やろうとしたさ。だが、シールドが張れなかった・・・・・・」
「なっ・・・・・・」
万理絵の目が大きく見開き、
くろの顔を見つめる。
「あいつら、容赦なく仕掛けてくるぜ。ソラも気を付けろよ」
「・・・・・・あぁ。一先ず、部屋に帰って休むことにしよう。
傷口の手当は、それからだ。」
万理絵は、黒猫を抱き上げ
マンションへと急いだ。
コスモの続き、本当はノート書きする予定でしたが
pcの方が書きやすいので
メモしていきます。
あの、自分用になるので
皆様 解読不能になると思いますので
スルーして下さい。。。
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