先日、チェルノブイリの事を講談で話す人がいるという記事をアップして
次の日、岩波現代文庫の チェルノブイリの祈り という本を見つけた。
発電所が火事だといって、夜中、シャツ一枚のまま家を出た消防士は
次の日の朝、病院へ搬送された。
その日の夕方には、モスクワの病院へ。
放射能を浴びた彼を 必死で看病する妻に
誰かが こう言った。
「忘れないで下さい。あなたの前にいるのは ご主人でも愛する人でもありません。
高濃度に汚染された放射性物体なんですよ。あなた、自殺志願者じゃないんでしょ。
冷静におなりなさい。」
彼の側のテーブルに置かれた大きなオレンジは、放射能を浴びてピンク色に変わる。
手足の皮膚がひびわれ、全身が水泡に覆われた。
亡くなる二日前には、彼の手を持ち上げると
骨がぐらぐら、ぶらぶらと揺れていた。
骨と体がはなれ、肺や肝臓のかけらが口からでてきた。
遺体は、セロハン袋に押し込まれ、次に木の棺に納められ
木の棺は、さらに袋にくるまれ、亜鉛の棺に入れられる。
亜鉛の棺は、ハンダ付けをし、上にコンクリートの板がのせられ
モスクワの墓地に埋葬された。
二ヶ月後、妊娠を隠して 夫の看病をしていた妻が出産。
女の子だった。
肝硬変で生まれ、先天性心臓欠陥を持った女の子は
4時間で死亡。
1986年4月26日・・・・
チェルノブイリの原発事故
その本には、もっと衝撃的な事実も書かれていた。
内戦で、身内や知り合いを殺され
傷ついた人たちが チェルノブイリに逃げてきていたのだ。
放射能に汚染された土地に暮らす、別の土地から逃げてきた人々。
その人たちは言う。
「人間が一番怖い。戦争が怖い。」
たった25年前に起きていた真実の欠片さえ
私は知らずに生きてきました。
あの時、原発の危険性は、伏せられていたのでしょうか?
当時の政治家は、バブルに浮かれていたのかしら?
高校生だった私は、遠い異国の地で起きた大惨事を
日本では起こらないと、そう思っていました。
大人が、守ってくれると思っていた。
25年の時を超えて
真実を知る・・・
それから・・・?
あなたなら、どうしますか?
次の日、岩波現代文庫の チェルノブイリの祈り という本を見つけた。
発電所が火事だといって、夜中、シャツ一枚のまま家を出た消防士は
次の日の朝、病院へ搬送された。
その日の夕方には、モスクワの病院へ。
放射能を浴びた彼を 必死で看病する妻に
誰かが こう言った。
「忘れないで下さい。あなたの前にいるのは ご主人でも愛する人でもありません。
高濃度に汚染された放射性物体なんですよ。あなた、自殺志願者じゃないんでしょ。
冷静におなりなさい。」
彼の側のテーブルに置かれた大きなオレンジは、放射能を浴びてピンク色に変わる。
手足の皮膚がひびわれ、全身が水泡に覆われた。
亡くなる二日前には、彼の手を持ち上げると
骨がぐらぐら、ぶらぶらと揺れていた。
骨と体がはなれ、肺や肝臓のかけらが口からでてきた。
遺体は、セロハン袋に押し込まれ、次に木の棺に納められ
木の棺は、さらに袋にくるまれ、亜鉛の棺に入れられる。
亜鉛の棺は、ハンダ付けをし、上にコンクリートの板がのせられ
モスクワの墓地に埋葬された。
二ヶ月後、妊娠を隠して 夫の看病をしていた妻が出産。
女の子だった。
肝硬変で生まれ、先天性心臓欠陥を持った女の子は
4時間で死亡。
1986年4月26日・・・・
チェルノブイリの原発事故
その本には、もっと衝撃的な事実も書かれていた。
内戦で、身内や知り合いを殺され
傷ついた人たちが チェルノブイリに逃げてきていたのだ。
放射能に汚染された土地に暮らす、別の土地から逃げてきた人々。
その人たちは言う。
「人間が一番怖い。戦争が怖い。」
たった25年前に起きていた真実の欠片さえ
私は知らずに生きてきました。
あの時、原発の危険性は、伏せられていたのでしょうか?
当時の政治家は、バブルに浮かれていたのかしら?
高校生だった私は、遠い異国の地で起きた大惨事を
日本では起こらないと、そう思っていました。
大人が、守ってくれると思っていた。
25年の時を超えて
真実を知る・・・
それから・・・?
あなたなら、どうしますか?
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